サンチンという鋳型に嵌る(従う)ことで身体を作り変えます。
鋳型ですから最初は窮屈に感じるでしょう。
型(鋳型)は窮屈ですが、決して不自由なものではありません。
型が要求する動き方で身体操作と呼吸を身に付けます。
大きく円を描いて足を運ぶ歩法、片方の腕に沿わせながら引く引手、全てに意味があります。
サンチンの型で身体が一つに纏まる(統一体になる)と、重力と調和して人間本来の力を使うことができます。
離れている人を強くしたり、弱くしたり出来るようになります。
そのような身体を目指して型を稽古するのです。
「こう来たら、こう対応する」などの使い方を重要視するならば、型を稽古する必要は無いですよね?
ですから型稽古の一番の目的は身体を作り変えることです。
型の使い方(分解)は二の次です。
なぜなら身体が一つに纏まれば(統一化すれば)、どのように動いても(使っても)理想的な状態で対応できるからです。
型を稽古しなければ実現しない技術とも言えます。
最も重要なのは、身体操作も呼吸も然り、身体を作り変えることができる”サンチン”でなければ意味が無いということです。
